2013年11月26日火曜日

<欧州見聞録>15・迷宮・フェズで・・・いろいろ起きる


フェズのカフェずるいからすぐにフェーズアウト。



・・・さ、というわけで、

今回は、世界一の迷宮都市・フェズ!

ここも旧市街が世界遺産。


マラケシュからフェズまで夜行バスで約8時間。


「世界一の迷宮」だなんて、また大袈裟な。

って思ってたけど、フェズは本当に迷宮でした。

地図を見て歩いたって、ほぼ100%迷子になる。


朝のフェズはあまりお店も開いてなくて、とても静か。



揚げパンみたいのを買って、

近くのカフェ(カフェなんて洒落た店じゃないけど)でエスプレッソをいただく。5DH。

うまいー

フェズはマラケシュより少し物価が安かった



掃除してるおじさんに、「写真撮っていいですか?」と聞くと、快く承諾してくれました。

でも、掃除してるとこを撮りたかったのに、めちゃカメラ目線。笑


野菜市場

朝から活気がすごい


鶏と卵を売ってるお店

フェズは、写真撮影を承諾してくれる人が結構多かったです


フリーマーケット



今回フェズでは、宿を予約していなくて、

どっかいいのが見つかれば泊まろう、なければもうどっか行っちゃおう、という感じでした。



フェズの旧市街もやっぱり客引きとか謎のガイドがウヨウヨ。


「100DHで個室で泊まれるとこがあるよ」

と言ってくる若者が。


すでに道わからなくなってるし、

フェズは安宿があまりないことも知っていたので、

とりあえず見に行くことに。



なんだか、本当に宿なんだか、ただの家なんだか、

鍵もないし、他のお客さんもいないし、、、

よくわからないとこへ連れてかれました。


それでも、個室で100DHなら安いし、信用してここに泊まろう、と決めました。



ただ、いまどこにいるのかわからないので、

とりあえず「バスターミナルまでの行き方だけ教えて!」とお願いし、

この宿を紹介してくれた彼に連れて行ってもらいました。



バスターミナルまで行く途中、高台へ案内してくれました。


フェズの旧市街を一望。


フェズも革なめしが有名。

染色したあとの革が干されていました。

普段何気なく“動物の革”で出来た製品を使ってたりするけど、

こういうのを見ると、あぁ本当に動物の革なんだなって実感します。



無事シャウエン行きのチケットをゲットし、

また宿に戻る。


宿に戻る途中彼はまたいろいろと案内してくれました。


彼はずっと

「フレンド、フェズはマラケシュと違って、案内も見学もフリーだよ」

と言っていたのですが、

ここまでしてくれたから、いくらかチップを要求されても仕方ないかなって思ってました。


そんなことを思いながら彼の後ろを歩いてたら、

突然彼は、ものすごい勢いで走り出しました。


え?(´Д` )


何が起きたのか分からないまま、ポカーっとしてると、

2人の大人が彼を追いかけて行きました。



なんか悪いことしたのか・・・?


一体何が起きたのか・・・


とりあえず、フェズの迷宮に放り出された自分。


幸い、宿の近くだったから自力で帰ることができました。



宿に戻ると、

宿の息子さんとその友達がプカプカやっていました。


「おぉ、フレンド。お前のフレンドはどこに行った?」

彼らはとりあえず、親しみ込めてなのか、“フレンド”と呼んでくる・・・。


さっき起きたことを伝えたら

「あぁ・・・あいつは捕まったな・・・」

と言い出しました。


え・・・(´Д` )


彼は

「フェズでは、資格を持っていない人はガイドをしちゃいけないんだ。

こういうことはよくある。2、3日もすればまたそこら辺歩いてるよ。」

と言っていました。


まぁいいからミントティー飲め、って感じですすめられたので、

彼のことが気になりつつも、とりあえずいただく。

結構おいしい。



「オゥ、フレンド、たくさん食べろ」

と、お次はリンゴのタジンをいただきました。

あとで高額請求されたりしないか怯えつつも、一緒に食べる。

そしてこれがまた、すごくおいしい。 



また旧市街を散策。

フェズはマラケシュよりも入り組んでて、道も細くて、本当に迷宮。


道に迷うことを気にしてたらやっていけないので

逆に好き勝手に歩く。


目的もなく歩いてれば、

そもそも“道に迷う”という概念に当てはまらないのでは、という自分の考え。

だって目指す先がないのだから。



喉が渇いて飲んだレモンジュース

予想に反してケミカルな味だった・・・


朝の静けさが嘘のような賑わい



フェズも客引きがすごい。

彼らが決まって使う英語は

「what do you want?」

「what are you looking for?」

「this way!」

「it's closed!」

「believe me, friend」

この5つ。


特に

「this way」(こっち!)

「it's closed」(そっちは行き止まりだよ!)

は本当にタチが悪い。


だって、行きたいとこ告げてないのに、

「こっち!」ってもはやわけわからんし、


「行き止まりだよ!」って言われて行ったら、全然行き止まりじゃないし。


それでも、マラケシュで“バイガエシ”を食らってた自分は、

少し免疫ができていて、話しかけてくれたのをいいことに、

「どこ出身なの?旧市街に住んでるの?」

って聞いたり、自分ペースで話を進めてくことができました。

成長成長



それでもやっぱり疲れることには変わりない。。


やっと見つけたwifiが使えるカフェで休憩。


屋上のテラス席から

夕日に染まる旧市街を眺める。

アザーンが鳴り響く。風も気持ちいい。


ここ、最高だったなー



そして日が沈んだ。


やばい。暗くなったら絶対に道に迷う。宿に帰れない。


時すでに遅し。


完全に迷った。


路上に座って、たむろしてる若者に道を聞く。


すごく細かく教えてくれて、言われた通りに進む。


あれ、でも、なんか違う気がする。

そう思って違うおじさんに聞くと、真逆を指さされる。


やられた。。


フラフラしてる若者に聞いたらダメだ。

結局、優しそうなオバ様に助けられ、無事帰宿。



明日も早いし、早く寝よう!と

12時には就寝。



個人的には、マラケシュよりも地元感があって、物価も安いし(宿は高いけど)

結構気に入りました。


でも、独特な、なんかヤバそうな空気感もある、そんな場所。


怖い夢見たし、あんまり長居したくはないですね(^O^)笑



そんなかんなで、次回は、青い街・シャウエン!


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